「A₂O!」=勝ちどき「エイエイオー!」
東北応援の勝どき
「文化を通じて自立的復興を応援し、国際的な文化復興博の2021年開催を目指す」
復興博の基本方針を一言で表すのが、昔ながらの勝どき「エイエイオー!」です。復興をする人、それを支援する人が一緒になって元気を出し合い、志を共有する勝どきの言葉を日の丸に「A₂O!」の旗印にしてみました。
東日本大震災後、さまざまなかけ声、スローガンが使われてきました。「がんばろう」「○○ぬこう!」「××しよう」…。こうした言葉が支援する側からの励ましとして強い力を持ったのは事実です。でも、支援される側からはどう受け止められたでしょうか。例えば、「復旧・復興に向かってがんばっている被災者にさらに『がんばれ』と言うのはおかしくないか」との声があります。
勝どき「エイエイオー!」は少なくとも室町時代から、大勢で気勢をあげ、士気を鼓舞する文句として使われていたようで、漁師が力を合わせて網を引き上げる「曳曳応」を起源とする説もあります。すべて母音なのは、長音に音引きして息を合わせやすく、そうして気持ちを共振させることができるからなのでしょう。
誰かから誰かに差し向ける文句でなく、状況や課題を共有する仲間が心を一つにして団結するための言葉として、復興博はこれからもみんなと一緒に
「エイエイオー(A₂O)!」
の声を挙げながら、自立的復興を応援していきます。